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金がかからない情報システムを作ろう!

      2014/06/11

概要

  • 情報化に必要な金はほとんどが人件費なので、社員をもっと活用しましょう。
  • 社内で情報システムの企画から運用までできる体制を作りましょう。
  • 中規模情報システムが低レベルに連携して動作することを目指しましょう。
  • ホスト系からパソコン系の情報システムへ移行しましょう。

人件費>>ハードウェア+ソフトウェア

「情報化には金がかかる」...これは多くの人が常識だと思っていることでしょう。

でも、これは本当に常識でしょうか?

工夫次第でなんとかならないのでしょうか?

  • 情報化を行う担当の方々は、情報化予算をどうやって確保しようか苦労していると思います。
  • 経営者の方々は、提出された情報化予算をどうやって切詰めようか苦労していると思います。

確かにサーバやパソコンなどの機械にはある程度の金がかかりますが、数年前に比べハードウェアは劇的に安くなりました。

200万円あればサーバ1台とクライアント10台ぐらい購入できるのです。

既存のハードウェアを流用できる場合も多いでしょう。

すでに1人に1台パソコンを導入しているのなら、追加のハードウェア投資はほとんど必要ありません。

ソフトウェアは金額が高いものも安いものもありますが、オフィス製品などの一般的なものを利用すれば、それほど高いものではありません。

と言うことは、情報化費用の中の9割ぐらいが人件費なのです。

「金がかからない情報システム」とは「人件費をかけないで人件費がかからない情報システムを構築する」と言い換えることができます。

情報システム部門の活用

まず、社内に情報システム部門が存在しているのなら、外注をやめて社内開発してみることを提案します。

どうしても外注せざるを得ない場合は仕方ありませんが、可能な限り社内で情報システムを開発しましょう。

社員が情報システムを作ることができれば人件費は給与のみです。

これなら情報化予算に対する苦労は(担当者も経営者も)お互いに不要になります。

「給与こそ一番高いんだよ!」という声も聞こえてきそうですが、私はそうは思いません。

日本の企業では、一度雇用してしまった人を簡単に解雇することはできませんし、外部に金を払うぐらいなら社員に金をかけた方が将来のため

システムインテグレータとの仲介役しかできない情報システム部門は論外ですが、保守と運用しかできていない情報システム部門ならテコ入れが必要です。

社内で情報システムの企画から運用までできる体制を作って下さい。

もしこれができないとシステムインテグレータに「ボッタクられ」ます。

外注するにしても「情報システム部門でも作れるんだけど外注する」という状態なら、システムインテグレータの営業さんも法外な見積もり金額は出してこないでしょう。

また、社内で構築した情報システムなら保守運用も社内で可能。

社員の工夫次第で保守運用の人手を削減することもできるはずです。

情報システムの規模と連携も大切

情報システムの規模と連携をどうするかによっても、人件費が変化します。

私は「中規模の情報システムが低レベルなインターフェースで接続される」情報システムが理想だと思います。

なぜなら、この状態が一番金がかからないと思うからです。

その理由は以下の通り。

情報システムの規模

まず、大規模な情報システムはシステムインテグレータに頼らざるを得ないでしょう。

大規模な情報システムには特殊なノウハウやソフトウェアが必要になってしまう可能性が高いからです。

当然ながら、外注すればお金がたくさん必要になります。

逆に、情報システムの規模は小さすぎても問題があります。

情報システムを小さく分割すると構築するのは簡単ですが、情報システム間の連携のためのインターフェース数が増えすぎて管理しきれなくなります。

一般的に情報システム部門に多くの人員がいることはまれなので、開発も保守も運用も少人数でやらねばなりません。

私の経験ではコード量で数万行程度、画面数で数十画面、帳票数十種類ぐらいの規模の情報システムなら十分に社内で開発・保守することができます。

情報システム間の連携

低レベルなインタフェースで接続するというのは、簡単に言えば「テキストファイルの授受で連携する」ということです。

今流行の「ウェブサービス」でリアルタイム連携なんてやめた方がいいと思います。

「ウェブサービス」が普及するかどうかは微妙ですし、どうしてもリアルタイムで密接な連携が必要なら一つの情報システムとして構築した方が信頼性が高くなります。

情報システムはいつの日か再構築する日が必ず来ます。

その際に、「テキストファイルで連携」しているなら、あるシステムの更新が他のシステムに与える影響を最低にすることができます。

ホスト系は金がかかる

ホスト(大型コンピュータ)を使うかパソコンを使うかによっても、人件費が変化します。

ホスト系の情報システムにはお金がかかります。

これはハードウェアが高価という意味もあるのですが、それ以外に、同じ情報システムをホストとパソコンの両方で構築した場合、ホストの方が規模が大きくなってしまうという意味もあるのです。

ここに私の経験を2つ書きます。私の経験談なので間違いなく事実です。

COBOLからACCESS

約14万行のCOBOLで書かれた情報システムに新機能を追加した上でパソコン系のACCESS+VBAの情報システムに再構築しました。

その結果、VBAのコードは3万行弱に圧縮できました。

これにより、ホスト時代は専任の保守担当者が2人いましたが、パソコン系に移行したことで他システムとの兼任2人に保守担当者を減らすことができました。

COBOLからノーツ

約5万行のCOBOLオンラインプログラムに新機能を多数追加した上でパソコン系のノーツ+LotusScriptの情報システムに再構築しました。

その結果、LotusScriptのコードは1万行強に圧縮できました。

これもホスト時代は専任の保守担当者が2人いましたが、パソコン系に移行したことで他システムとの兼任2人に保守担当者を減らすことができました。

まとめ

別の言い方をすれば、COBOLプログラムやJCLがビューやクエリーやフォームやレポートに変換されたと言うこともできます。

コードよりも画面で視覚的に修正できる方が開発も保守もずっと簡単です。

ホスト系の情報システムはパソコン系の情報システムに徐々に更新していきましょう。

 - ひとこと, ひとこと(情報化)

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