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情報システム部門のあるべき姿(1)

      2014/06/11

概要

  • 日経コンピュータ2004年5月17日号に「検証システム部門」という興味深い特集が掲載された。
  • 私が考える「情報システム部門のあるべき姿」について書きたい。
  • 情報システム部門は「受け身」でも問題はない。
  • IT企画ができる人材(システムアナリスト)を自前で養成するのは困難だがやるべき。
  • 情報システム部門の人材を育てたいなら、まず情報システム部長が勉強すべき。

日経コンピュータの特集記事

私が勤務している会社では「日経コンピュータ」という雑誌を定期購読しています。

情報システムに関する様々な話題が掲載されていて、毎号楽しみに読んでいます。

その日経コンピュータの5月17日号に「検証システム部門」という非常に興味深い特集記事が掲載されました。

私も情報システム部門で働いている立場なので、じっくりと読ませてもらいました。

全くその通りだという部分もあれば、ちょっと違和感を覚える部分もありました。

そこで今回は、この特集を通して、私が考える「情報システム部門のあるべき姿」について書きたいと思います。

この特集の内容について簡単に書くと、様々な企業の情報システム部門を調査した結果だという「悩み」が5つ挙げてあり、これから問題点を7つ導き出して、それぞれについて良い情報システム部門になるためのヒントがまとめてありました。

詳細な内容は日経コンピュータを買って読んでください。

受け身でいい

まず最初に、システム部門が抱える悩みの中で「受け身体質」を挙げている点に違和感を覚えました。

私はシステム部門は受け身で問題ないと思っています。

なぜなら、利用部門の中で業務上の問題点を見つけるのは利用部門の仕事ですし、経営上の問題点を見つけるのは経営者の仕事だから。

これをシステム部門にやれというのは、利用部門や経営者の怠慢でしょう。

確かに情報システム部門は社内の多くの部門を俯瞰的に見ることができます。

しかし、経理部だって人事部だって総務部だって同じ。

情報システム部門の重要な役目は、経営的な課題に対する解決方法を検討するように依頼された時に、情報技術を使った「適切な回答」を素早く返すことです。

もちろん、情報システム部門も問題点を見つけなければならない場合もあります。

例えば、ホストコンピュータを減らそうとか、ネットワークを高速化しようとか、より安価なソフトウェアを購入しようとか...。

簡単に言えば、情報システム部門の内部的な問題点です。

間違えないで欲しいのですが、全て経営者や利用部門に問題解決を任せればいいと言っているわけではありません。

経営者、情報システム部門、利用部門が協力して社内の問題解決にあたることは当然ながら重要です。

システムアナリストは自前で養成しよう

情報システム部門で企画ができないことが問題だということが書いてありました。

「企画」という言葉は非常に幅広い意味で使われる言葉です。

私が考える情報システム部門の企画機能は「何か新しいことを考えて実行する」ということでも、「会社の問題点を見つけてあげる」ことでもありません。

問題に関する解決策を考え、費用対効果の観点から優先順位を付けることだと思っています。

これくらいなら、情報システム部門でやるのも難しくありません。

企画ができる人材については、「ビジネススキル」と「リーダーシップ」と「ITスキル」を備える必要があるということが書かれていましたが、この点については賛成です。

これこそが、「理想のシステムアナリスト」だと思いますし、困難だと思いますが自前で養成すべきだと思います。(私は、まだ理想には遠いです)

この中で最も重要なのは「ITスキル」

意外ですか?

「そりゃ違うだろ!」という方もいると思います。

私は「ビジネススキル」と「リーダーシップ」は仕事を通して自然に身に付くと思っています。

でも、ITスキルはかなり努力して勉強して実践しないと身に付きません。

だって、「ビジネススキル」や「リーダーシップ」を持っている人材って、周りを見渡せば結構いると思いませんか?

ユーザ企業だと「ITスキル」を持っている人材はかなり少ないのです。

なので、私はITスキルを持っている人にビジネススキルとリーダーシップを学ばせた方が、その逆よりも、簡単に企画のできるシステムアナリストを養成できると思っています。

まず部長が勉強してくれ

情報システム部員の育成についても課題があると書いてありました。

情報システムの企画を行うシステムアナリストなんか社内に数人いれば十分でしょう。

でも、数十~数百人という部員を抱える大規模な情報システム部門において、全員を対象にレベルアップをしなければならないのは、本当に大変なことです。

記事には様々なことが書いてあり納得のいく部分もありましたが、人材の育成について一つ抜けている点があると思いました。

それは情報システム部長に勉強させるということです。

例えば、人事部長は労務について詳しい人が、経理部長には企業会計について詳しい人がなる企業が多いはず。

なのに、なぜか情報システム部長には「ITなんて全然わかりません」という人がなる場合があります

部下は上司をよく見ています。

「なんで部長も知らないことを部下が勉強して覚えなきゃならないんだ!」という気持ちになると育成はうまくいきません。

情報システム部員に「勉強しろ」という前に、情報システム部長がまず勉強すべきです。

それより、情報システム部門の実務をよく経験している人を情報システム部長にする方が簡単ですが。

...まだまだ長くなりそうなので、(2)へつづく

 - ひとこと, ひとこと(情報化)

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