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情報システム部門のあるべき姿(2)

      2014/06/11

概要

  • 情報システム部員の半数は他部門から受け入れ、半数はたたき上げにすると良い。
  • CIOは不要。情報システム部長が経営者の信頼を得ればそれでよい。
  • 情報システム部門の子会社化とアウトソーシングでは全く異なる。
  • 情報システム部門に所属する人それぞれが「あるべき姿」を考えて、それに向けて努力すべし。

異動組の割合

前回からの続きです。

前回のひとことを読んでからお読みください。

情報システム部門と利用部門との人材交流についてもうまくいってないと書いてありました。

私が勤務している会社の場合は、情報システム部門の人材であっても頻繁に他部門へ異動します。

情報システム部門一筋という人はいません。

私を含めて全員が他部門を経験しています。

でも、私が勤務している会社の場合は、ちょっと極端かもしれません。

最近は異動と人員削減の人数が多すぎて、ノウハウの継承がうまくいかず、通常の保守や運用業務などにミスが目立つようになっています。

情報システム部門を特別視して全く異動させないのも問題がありますが、異動させすぎるのも、やはり問題があるのです。

私の感覚では、半分ぐらいがたたき上げで、残りの半分が利用部門からの異動者という情報システム部門が良いと思います。

CIO

CIOが機能していないということも書いてありました。

私は日本の企業では、CIOなんて不要だと思っています。

伝統的な日本企業の場合、CIOという役職を作ったところで情報化投資の責任と権限を全て一人に任せるなんてことはできないからです。

情報システム部長が情報化投資を検討して取締役会などに提案を行い承認を得るという方法で問題ありません。

情報技術に詳しい人物が情報システム部長になって、社長以下経営陣の信頼を得ることができればよいのです。

情報システム部長が経営陣の一人なら、なお結構なことだと思います。

JTBのCIOの例が掲載されていましたが、この方は素晴らしいですね。

この年齢で情報技術に詳しく、大企業の経営陣の一人だと言うのですから。

でも、これはかなりまれな事例。

私が勤務している会社にもこんな人材が欲しいです。

子会社化とアウトソーシング

子会社化やアウトソーシングについても問題があると書いてありました。

大企業の情報システム部門を子会社化することには賛成です。

特に複数の企業で株式を持ち合ってグループを形成している場合、それぞれの会社に情報システム部門が存在するのは無駄

情報システム子会社を作って、企業グループの情報システム部門とすべきです。

いわゆる「シェアードサービス」というやつ。

でも、アウトソーシングについては基本的に反対です。

アウトソーシングするなら、いつでも元の(社員に仕事をやってもらう)状態に戻すことができるような簡単な仕事ならいいと思います。

運用や管理業務などであればアウトソーシングしてもいいでしょう。

でも、開発や保守業務の全てを情報システム子会社以外の一般のメーカやシステムインテグレータに丸ごと業務委託するのは止めるべきです。

その主な理由は以下の3つ。

  • 社内に情報システムの企画ができる人材(システムアナリスト)を育成できなくなる。
  • 足下を見られて、徐々に高いお金を請求される。
  • ミスが発生した場合、責任を取らせることが難しい。

情報システム子会社を売却するという話も載っていました。

ある程度の株を保有して、売却先に対する影響力を保持し続けるというなら話はわかりますが、完全に売却するというのは問題外。

アホな経営者もいるんですね。

あるべき姿を考えよう!

どこの企業の情報システム部門も、今は大変だと思います。

変化の激しい業界の中で常に新しいことを勉強し実践しながら、既存のシステムをミスなく保守運用し続けなければならない上に、人員もどんどん削減されているのですから。

だからといって、無茶なことをしてはダメです。

「情報システムの企画機能だけを残して、後は全部アウトソーシングしちゃおう」なんてのは愚の骨頂。

どんなに小さくても企画、開発、保守、運用、管理という情報システム部門の5つの機能は社内(グループ内)に残しましょう。

前にも書いたと思いますが、企業がある程度の規模になったら情報システム部門は必須です。

総務部や経理部と同じ。

業種も関係ありません。

ただし、情報システム部門のあるべき姿は、会社ごとの事情によって少しずつ異なるはずです。

経営者でないとどうしようもない部分もありますが、情報システム部門に所属している人たちが、それぞれ「あるべき姿」について考え、それに少しでも近づくように努力することが大切です。

 - ひとこと, ひとこと(情報化)

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